我が家のフィットちゃんの初年度登録は2002年。
ちょうど自分が競技選手としての全盛期を迎えようとしていた頃です。
スクールの月謝、スタジオ代、振り付け料、衣装代、遠征費、その他諸々の競技生活にかかる経費が容赦なく家計を圧迫していたそんな時、ホンダの担当営業マンからの甘い誘いに乗ったのは当然の結果だったと言えます。
何しろ当時乗っていたCR−Vの約半分の費用。
ミラノレッド、エアロ仕様、15inchアルミ、来週には納車できますとウチのためにあつらえたかのような営業の物言いでしたが、ひょっとしたキャンセルでも出たのかと思ってます。
何せタイヤまで幅広になってましたから。
内装もちょっとだけ凝っていて、赤いステアリングに赤いメーターナセルカバー、赤いスイッチパネルカバーとボデイに合わせて赤いオプションを付けまくりました。
シートだけ手が出せなかったのが残念です。
当時は赤だけがオプションパーツとして選べたのですが、今でもあれば良いのにと本気で思います。
ホンダと言えば今と違って当時はまだ走りのイメージでしたが、RSも出ていないフィットは当然そういう車ではなく、MT車からオートマ(CVT)になって気が付けば燃費優先の走り方をするようになっていました。
それでも今思えば当時の一般的なコンパクトカーに比べれば十分楽しい車だったのだと思います。
ホンダ車のもう1つの特徴と言えば車内の広さ。
自分が知る限り同クラスの車なら、キャビン、トランク共にホンダ車より広い車を見た事がありません。
明るく開放的な室内、大きな開口とまるで住宅メーカーの宣伝文句のようです。
なぜか乗り降りだけは面倒ですが。(多分シートのせい)
この広い車内スペースのおかげでずいぶん助かりました。
後ろに人を乗せてもそれほど窮屈ではないし、旅行に行く時は使いもしない無駄な荷物まで満載できました。
練習や試合に行く足としても毎回活躍。
電車で会場入すると結果が悪いというジンクスがあったので、疲れた帰り道でも運転が楽なオートマのコンパクトカーはある意味選手生活を支えてくれていたと言っても過言ではないかもしれません。
そんなこんなで12年。
さすがにガタが来てます。
発進時のジャダー、リアハッチからの雨漏り、ナビの寿命、タイヤはつるぺた。
そしてとにかく外装が傷んでいます。
塗装の劣化、エアロはガタガタ。リアバンパーは高速で走るとめくれる事もありました。
しばらく赤い車はいいやと思うのはこんな車に12年も乗ったせいでしょう。
と、言う訳で。
フィットちゃん最後のツーリングに行ってきます。
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